目標 2030年までに、全ての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする
出典:外務省訳

質の高い教育の機会を得ることは、世界が抱える数多くの課題を解決することに繋が
ります。
2012年に潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が立ち上げたGEFI(グローバル・エデュケーション・ファースト・イニシアチブ)では、その6つの理由を次のように教えてくれいいます。
・もし、低所得国のすべての学生たちが基礎的な読解力を身につけて学校を卒業できれば、1億7,100人が貧困から抜け出すことができるでしょう。
・もし、低所得国のすべての母親が中等教育を受けていれば、1,200万人の子どもたちが発育阻害から救い出せます。
・もし、すべての女性が中等教育を受けていれば、子どもの死亡は49%減少します。
・もし、すべての女性が初等教育を終了していれば、出産に置ける死亡は66%減少します。
・もし、すべての女児が中等教育を受けていれば、児童婚の64%が減少し、早すぎる妊娠の59%が減少します。
・一年間の学校教育は収入の10%増加に関連します。
ターゲット4.6においては、「全ての若者及び大多数(男女ともに)の成人が、読み書き能力及び基本的計算能力を身に付けられるようにする。」示されており、下記のような意識が必要になります。
男女平等の職業選択・学び意識
近年、性別による職業差がなくなりつつあります。「性差よりも個人差」という言葉があるように、性別よりもひとりひとりの個性や適性に応じた職業選択が重要視されています。
ところが、警察官、会社役員、看護師、幼稚園教諭など、男女による人数差がまだまだ大きい職業があるのも事実。男女平等の職業選択を意識するだけで、視野が広まるでしょう。
また、職業選択に付随して「学び意識の平等」も重要です。「男なのに幼児科」「女なのに理系」などと否定的な意見はやめ、誰もが自分が望む教育を受ける権利意識を育みましょう。
また、企業としての貢献も必要となります。貢献例を下記に示します。
企業としての取り組み
・チャリティコンサートの開催
・サッカーなどのスポーツ教室の開催
⇒子どもたちがより良い教育を受けられるような支援を行い。チャリティコンサート、スポーツ教室開催することにより、地元の子どもたちにより質の高い芸術・技術に触れることができる機会とする。
・教育ローン
・奨学金制度
⇒教育ローンでは特別な低金利プラン、奨学金制度を設け、「もっと学びたい」という意欲のある親子を応援しています。「学びたい人に学ぶ機会を」というのも、SDGsを達成することに貢献する。
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