15.3 自然環境保護だけじゃない植樹の役割とは

目標 2030年までに、砂漠化に対処し、砂漠化、干ばつ及び洪水の影響を受けた土地などの

劣化した土地と土壌を回復し、土地劣化に荷担しない世界の達成に尽力する。

出典:外務省訳

植樹は防災

環境活動の一環や行事や活動の記念として、植樹イベントがよく行われているかと思いますが、植樹はただ単にCO2の削減だけでなく、他にも重要な役割を果たしてくれます。

どれほど都会に住んでいたとしても、私たちの暮らしは森林や山地・湿地多くの緑に支えられているのです。

この記事では、植樹による土壌保護について書いて行きたいと思います。

この記事を読む事で、地球環境を今一度見直すことができるでしょう。そして、私たちにとっていかに緑が大切かを理解する事により、植樹の重要性を知り、植樹イベントに参加したくなるのではないでしょうか?

植樹を行う事の1番のメリットとして、土壌の安定化があると私は思っています。

日本では台風や地震による自然災害が多いですが、その際に高い確率で土砂崩れが発生しています。

そして土砂崩れが起こった場所を調べると、林業業者などにより森林伐採が行われていたケースをよく目にします。

木は地面に根を張る事で土壌をしっかりと固める役目を担っていますが、森林伐採が行われる事で

土壌を固めていた根がなくなり、更に大量の水が流れる事で土が削れ、土砂崩れへと繋がって行くのです。

また、土砂として栄養豊富な土壌が流れてしまう事で、土地自体も痩せて劣化してしまうのです。

それを防ぐ為、伐採跡地への植樹による土壌保護活動が行われています。

しかし、植樹もただ植えれば良いという訳ではなく、成長を妨げない様に間伐等の手入れをしてあげる必要があります。

植樹の後にも、多くの費用と人の手が必要とされています。

「自然は大切」「守らなければいけない」そう分かっていても、何から手を付ければいいかわからない方もいると思いますが、ちょっと意識をして周りを見渡すと支援の場は広がってきています。

今回は日本の土砂災害に焦点を当てて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

植樹には豊かな土壌を守り、森林にすむ生物を守り、更には自然災害による被害も抑えてくれるという、素晴らしい役目があるのです。

実際に植樹に参加する事も出来ますが、それ以外にも、植樹に纏わる募金活動もあります。

例え小さな活動だったとしても皆の意識が変われば、それは大きな支援につながります。

まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか?私も始めてみようと思います。

 

 

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