17.11 フェアなトレード

目標 開発途上国による輸出を大幅に増加させ、特に2020年までに世界の輸出に占める後発開発途上国のシェアを倍増させる。

出典:外務省訳

現在、自国生産のみで生きていくのは難しく、貿易無しでは厳しい世界になっています。
しかし、インフラ設備・貿易制度が整っていない、貧困に悩まされている国々は、貿易でも先進国相手に不利な状況下に立たされています。
 

開発途上国と先進国間では技術や貿易制度の格差から、開発途上国や後発開発途上国が不利な条件で貿易をさせられているのが現状です。
 
開発途上国と先進国間の貿易をフェアなものにする方法・輸出を安定させる方法をご紹介します。
 
 
発展途上国では、輸出における主要産業は農業・林業です。
経済発展には外国との貿易が欠かせないものとなっています。
 
しかし、
・輸送コストが高い
・市場や貯蔵設備、運送などのインフラ設備が整っていない
・教育や技術の発展不足による品質の不安定さ
・先進国有利の貿易ルールで不利、
など貿易をする上で多くの障害があります。

 
このような障害が新たな貿易交渉を積極的に行いにくい原因となり、貿易自体を控えるという結論を招く要因にもなっています。
 
 
そこで、開発途上国が自由貿易制度の中で利益を獲得するためには、
先進国とも競える製品の生産
物流体制の完備
市場の開拓を進める
の3要素が必要だと考えられます。
 
産業の生産性強化や技術の向上への協力・経済特区の設置や輸出体制の完備・開発途上国の無税無関税措置などを行うことで経済発展を促進させることができると思います。
 
後発開発途上国は情報を得る機会を増やし、技術能力の底上げをして貿易の土台を固める事が必要だと思います。
 
土地を整備し、生産する体制を整えることで作業効率は上がり、より多くのものを輸出できるようになります。
 
インフラ設備の支援により地域の人々を豊かにすることにもつながります。
 
 
まず、設備や輸出体制を整え、先進国と対等に貿易を行えるようになることで、輸出を大幅に増加させると考えます。
教育の遅れやインフラ、資金問題で自由貿易が不利になっている途上国を、技術や知識でできるだけ格差を埋める事から始まると思います。
 
資金、情報・技術・知識、人財・制度の援助をし経済発展を手伝うことが先進国ができる手助けではないでしょうか。
 
世界貿易の開発途上国、後発開発途上国の貿易経済力の底上げをし、フェアな状況下ですべての国が貿易でWINWINな関係性をつくれるように支援・発展していきたいですね。

  

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