目標 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする
出典:外務省訳

教育で誰も取り残さない未来を作つくる
日本では、義務教育制度によって読み書きができない人はほとんど見かけませんが、
読み書きができない15歳以上の人は世界に7億人います。(世界の人口約77億人)
そのおおよそ3分2が女性です。
これは、途上国など女の子が学校に行かせてもらえない国や地域が多い事が背景にあります。
この記事では、質の高い教育への取り組みをテーマにしています。
この目標への理解が深まることで、教育格差をなくし持続可能な世界を作るためのヒントへとつながります。
SDGsにあわせ、日本政府は教育分野における新たな戦略である「平和と成長のための学びの戦略」を発表しました。2019年には、G20開発作業部会で、①持続可能な開発と包摂的な成 長を実現するための質の高い教育、②イノベーションを生み出す教育、 ③強靭で包摂的な未来をつくる教育を3本柱とした「G20持続可能な開 発のための人的資本投資イニシアティブ」に合意し、2019年6月のG20 大阪首脳宣言の中に、人的資本に投資し、全ての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を推進するというコミットメントが盛り込まれました。
途上国の子供たちが学校に通えない・必要な教育が受けられない理由として、国全体が貧しいこともあり、教育体制が十分とは言えない状況です。
そのため子供であっても労働力として駆り出される事も珍しくありません。
貧困、飢餓、労働のため(兄弟の面倒を見るも含む)様々な理由で、十分な教育を行けられないまま大人になってしまうのです。
この問題を解決するためには、教育制度の整備に必要な資金以外に、以下の事も解決しなくてはいけません。
など、複数の問題解決と複数の取り組みが並行して行われなければ、根本的な解決は難しいと思います。
そして、今ある問題だけに焦点を当てるのではなく、持続可能な目標の達成のために必要な人材を育成することも未来にとって重要な課題となります。
持続可能な世界を作っていくには、自国だけではなく、他の国の人や未来の人の事を考えて行動できるかがカギになります。
一人一人が持続可能な開発のための教育ESD(Education for Sustainable Development)やSDGsの意識を持つことで、未来は教育格差は埋まるのではないでしょうか。
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