3.2 子どもたちがしっかりと生きられるように

目標 全ての国が新生児死亡率を少なくとも出生1,000件中12件以下まで減らし、5歳以下死亡率を少なくとも出生1,000件中25件以下まで減らすことを目指し、 2030年までに、新生児及び5歳未満児の予防可能な死亡を根絶する。

出典:外務省訳

突然ですが、私は公園が大好きです。
穏やかな空気が流れていて、自然もあり、なんだか落ち着く空間なんですよね。
 
夕方前頃になると、子どもたちの元気な声もきこえてきます。
少子高齢化と叫ばれる昨今ですが、意外と子どもたちはたくさんいるなぁと思うばかりです。
 
私のよく行く公園で遊ぶ子どもたちの多くは、小学校帰りの子どもたちです。
6~9歳くらいの子が多いでしょうか。
 
本当に元気で、わんぱくで、急にボールが飛んでくることもしばしば。
そんな、落ち着けるような、落ち着けないような、公園で過ごす時間に癒やされます。
 
 
しかし、そんな和やかで明るい情景が、当たり前ではない時代もありました。
 
厚生労働省が発表している「平成23年人口動態統計月報年計」を見てみると、明治32年の乳児死亡率が「153.8」、新生児死亡率が「77.9」となっています。
 
この数字だけではちょっとわかりづらいかもしれません。
かみ砕いた表現をするなら、「産まれたばかりの子どもの死亡率がかなり高い」ということです。
 
 
平成22年になると、乳児死亡率「2.3」、新生児死亡率「1.1」と、大幅に減少していました。
 
これはあくまでも推測ですが、医療体制や衛生環境が変化し、助けられる命が増えたということなのではないかと思います。
 
 
日本においては、様々な体制が整い、多くの子どもたちが大人になれる世界になりました。
しかし、未だに若くして命を落とす子どもたちが多い国も存在しています。
 
医療を受けるためのお金がない人。
病院を建てたり、医者を育てたりする力のない国。
安全に病院へ行くことが出来ない紛争地域。
すぐに病気になってしまうような劣悪な衛生環境。
 
死亡率が高くなってしまう要因はいろいろと思いつきますし、国によって事情も様々でしょう。
 
しかし、日本でもこれだけ死亡率が低くなったのです。
助けられる技術自体は存在しているのに、本来ならば助けられたはずなのに、と思うと悲しいです。
 
 
私には他の国に出向いて、実際に命を助ける力はありません。
医療の知識もありません。
そんな私でも出来ること、と考えると寄付が一番手軽なのかなと思っています。
少額の寄付なら、私でも始められそうです。
 
ささやかな、小さな力にしかならないかもしれません。
でもそのちょっとのお金に、助けられる人もいるかもしれません。
 
全世界の子どもたちが、何も考えずに走り回り、ボールを蹴り、楽しく笑える世界になりますように。
私の大好きな公園の空気感が、もっともっとたくさんの地域で見られるといいなと思います。

 

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