7.1 太陽光発電

目標 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。

出典:外務省訳

安価で信頼できる現代エネルギーってどんなサービスが有るのでしょうか?
みんさんもよくテレビなどでよく聞かれる「太陽光発電」です。

  

今回の記事は、「太陽光発電」をテーマにとしています。

  

太陽光発電は、国際エネルギー機関のIEAが2020年に発表した世界エネルギー見通しによると史上最も安価な電力源になっているようです。
ソーラーパネルの効率が上がり、コストが下がっていることで太陽光発電は代替電力として理に適った存在になりつつあるとされています。
現在では、ソーラーパネルはインドの運河の上、ドイツのアウトバーンの上、アメリカの学校屋上など、どんな場所にも設置できるようになっています。

  

しかしながら、国連広報センターによると、発展途上国や紛争地域を中心に、電気が使えない未電化地域に暮らす人は約11億人居ると言われており、電力が足りず料理に薪や炭を使っている人は約30億人にのぼり、煙によって健康被害を受ける人も少なくない事が分かっています。
電気が使えない理由として、人口に対する発電量不足、地域の事情による送電線の未設置などが挙げられ貧困によって電気を買う事が出来ない人々が大勢いるとされています。

  

発展途上国の話になりますがイギリスでは、太陽光発電風力発電のコストが想定よりも30%~50%も低かったことを認め、2020年1四半期には太陽光発電が電力需要の47%以上をまかなえたことを明らかにしています。
ドイツも似た状況に有り、消費された電力の最大42%が太陽光発電、風力発電でまかなえたことも明らかにしています。

  

世界の太陽光発電の市場規模に関しては主に発展途上国が占めていますが以下の通りです。
個人的にはインドが5位に入っていることが意外だったなと思います。

  

1位:中国 2位:アメリカ 3位:日本 4位:ドイツ 5位:インド

  

太陽光発電の普及は世界で見ると発電量不足や送電線の未設置、貧困で電気を使うことで出来ない国や、思いのほかコストが抑えられる事を理解して頂けたのではないかと思います。

  

貧困などで電気を使うことが出来ない国々も有るので、太陽光発電ですべてがまかなえるか分かりませんが、現代のエネルギーサービスを受けられるように、世界の発展途上国が先頭に立ち、経済支援を行って、当たり前に電気が使える世の中になって貰いたいと思います。

 

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