12.5 必要のないものを選べる時代です

目標 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する

出典:外務省訳

や、ゴミ箱何個いるん!?

これは、私が今の家に住み始めたときにゴミの分別を記載した地域指定の用紙を見たときに思わずツッコんでしまった内容です。 ​

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 みなさんこんにちは、ゴミの分別って地域によってはかなり細かく指定されていて正直めんどくさいですよね!  私はめんどくさいです。 ​

 今回は、私と同様、ゴミの分別がめんどくさいと感じている方に朗報です。 ​

7月から小売店でレジ袋が有料化になりエコへの意識が高まっている中、 8月からラベルの付いていないペットボトルがネット通販限定で売り出され、さらにそれが予想の1.5倍も売れているそうなのです。 ​

 今年の4月に行われた資源有効利用促進法省令改正により、以前はラベルと刻印による識別マークの表示が必要だったそうですが、外装ダンボールに記載すればラベルを省略できるようになりました。 ​

なぜ今、ラベルの付いていない「ラベルレス」飲料が注目されているのでしょうか。 ​

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 こちらの商品を販売している飲料メーカーによるとコロナ禍の影響で容器入り飲料の家庭内消費量が増えたため、今年上半期のネット販売における容器入り飲料市場全体は昨年と比べ30%以上も伸長したそうです。 ​

アンケートを実施することで判明した結果では世の中は「ペットボトルのラベルはがし」はストレスを感じるゴミの分別ランキング第2位になっているそうで、自宅で過ごす時間が増えた人々がゴミの分別によるストレスがないラベルレス商品を求めているということではないのでしょうか。ちなみに、男女別ランキングでは男性の第1位にランクインしているそうです。そして、私が大変興味深かったのは飲料メーカー担当者によると、「ラベルがあった方がよかった」という意見は特になく、ラベルがある製品を好む場合には、ラベルありの製品を購入されているというところで、必要ないと感じている人にまで必要のないものを与えていたのかと考えるとなんだかすごく無駄ですよね。必要のあるものと必要のないものを消費者がもっと選べる時代になれば廃棄物の発生を大幅に削減することが出来るだろうと感じました。 ​

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 今、ほとんどの人がゴミの分別を当たり前のように行っている中でこのような、ひと手間を省いた商品は今後さらに支持されることでしょう。 ​

 

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