目標 2030年までに、飢餓を撲滅し、全ての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする
出典:外務省訳

皆さんは食べきれなかった食事を捨ててしまった事はありませんか?飲食店で注文をしすぎて残してしまった事がある人は結構いると思います。
日本ではそういった過剰な食料廃棄が問題となっています。
この地球上で飢餓に苦しむ人は8億人存在します。全人口75億人の10%以上です。(2020.8.19現在)
今回は、目標2の「飢餓をゼロに」をテーマに、私たちの生活の中にも、世界的な問題解決につながる方法について考えてみたいと思います。
前述したように、世界には食料がなくて困っている人が大勢いる国がある一方、食糧がありあまって困っている人いる国があります。
主に、サハラ以南のアフリカの多くの国で栄養不足の人々の割合が多く、国によって割合に違いはありますが、そのほとんどが深刻な飢餓状態に陥っています。
一方、先進国のほとんどは栄養不足の人口が割合が5%未満となっています。
日本はODA実績が高い国として世界に知られています。ODAとは、政府開発援助(Official Development Assistance)の略称であり、開発途上国や国際機関に対して資金や技術提供を行う事です。2019年の一般会計ではODAの予算が全体で5,566億円が計上され、前年よりも27億円増と増額、ODAによる支援に力を入れていることが分かります。(出典:参議院常任委員会調査室「平成 31 年度政府開発援助(ODA)予算」,2019)
資金援助だけでなく、緊急食糧支援や自立支援といった拠出を通じた協力・開発途上国における世界農業遺産人材育成事業など農業分野の技術協力も行っています。
国としての取り組み以外にも、地域や個人、小単位でも出来る事はあります。
ささいな事ですが、日々の中で意識し続ける事は結構難しいと思います。でも、この小さなアクショは続ける価値はあります。
「20円」 これはアフリカの学校給食の1食分になります。
飢餓によって失われるもの、健康だけではありません。空腹による集中力の低下や思考停止は子供たちの学習意欲を損ないます。大人も体力がなくなり、仕事ができず、ますます経済状況があっかする負のスパイラルに陥ります。
そんな状況を、私たちの毎日の小さなアクションが変えるのかもしれません。
【この記事に関連する目標はこちら】
