16.2 児童虐待はなぜ起こってしまうのか?

目標 子供に対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力及び拷問を撲滅する。

出典:外務省

虐待が起こる原因の根本とは

度々ニュースでも、児童虐待により親が逮捕されたという話を耳にします。
こう言った事件が起こると、ネットでは「酷い親だ」や「親失格だ」というような批判をする人々が多々いるかと思いますが、
ではなぜこういった虐待は起こってしまうのか、考えた事はあるでしょうか?
もしかしたら、あなたにとっても他人事ではないかもしれませんよ。


この記事では、なぜ親達は児童虐待に走ってしまうのか、その原因について考えていきたいと思います。


これを切っ掛けに、結婚考えている人、子供が欲しいと思っている人にも、将来生まれてくる我が子を不幸にさせないよう、少しでも考えてもらえたらと思います。

まず私が思うのは、親が虐待をしてしまう時、それは親が精神的なストレスを多く抱えている時なのではないかという事です。
貧困、人間関係、労働状況等理由は様々だと思いますが、そういったストレスをどこにも吐き出せず蓄積されていった結果、身近にいる弱い者へと虐待という形で吐き出されてしまうのだと思います。


現在、日本では核家族化が進んでいて、また地方から東京などの都市部へ出ていく人も多くいます。
しかし、住み慣れた親元を離れ一人で生活するという事は、いざという時に近くに頼れる人がおらず、人によってはとてもストレスが溜まる可能性が高いです。


結婚し、子供まで産まれれば子育てという大仕事がありますし、一人の時とはまた違ったストレスを感じてしまうでしょう。
虐待の原因として、家庭内DVや子育てに対する不安は多いです。
昔であれば地元で結婚し、子供が産まれても一緒に住んでいる親や顔馴染みの子育て経験者の支援を受ける事が容易だった為、ストレスを感じる事が少なかったのでしょう。
それが、都市部に出てしまう事で周りにそういった頼れる人物がおらず、結果として自分(特に母親に多い)で抱え込まねばならなくなったのです。
実際に、児童相談所への相談件数は年々右肩上がりに増えています。
ここまで、虐待はなぜ起こってしまうのかについて考えてきましたが、では未然に防ぐ為にはどうすれば良いのか?


まずは一番大事なのは、悩みを一人で抱え込まないという事です。
身近に悩みを打ち明けられる人がいるのが一番ですが、いない場合は溜め込まずに相談所などを利用するようにしましょう。
子供を守る為には、まず自分の心のケアが大事なのです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
子育ては何かと気を遣う事が多いと思いますが、偶には自分は今辛くないかな?大丈夫かな?と気に掛けてあげて下さいね。

 

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