15.a つながり合いながら生きる

目標 生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。

出典:外務省訳

今もまだ世界問題になっているコロナウイルス感染症。最近はコロナウイルス感染症の影響もあり、収入が減りペットを手放す人が増えてきています。
どんな事情であれ飼ったからには、「最期まで看る」というのが飼い主の義務なのではないか。
と、私は強く思います。

  

便利な世の中になった今、「犬が欲しい」・「猫を飼いたい」と思うと、ペットショップで簡単に生命が買えてしまうのです。
しかし、飼ってみたものの思っていたのと違うなど、人間の自分勝手で理不尽な都合で手放されてしまう生命。
その生命は一体どうなるのでしょうか。

  

 私の妻は犬の美容師であるトリマーをしていました。
結婚を機に辞めてしまいましたが、夢であった動物関係の職に就き、動物が大好きな妻はそんなニュースを目にするたび心が痛いと言っています。
みなさんも悲しいニュースだと思いませんか?それと同時に怒りも沸いてきませんか?

  

私は、「生物多様性」という言葉は聞いたことはありますが日常生活で使うことはほとんどなく、「説明して?」と言われても「・・・」となります。
生物多様性」とは、簡単に説明すると地球上の生物が互いにつながり合いながら生きる。ということです。
昔、原始生命は多様性に乏しかったと考えられています。
生物多様性=Biodiversity」という言葉が生まれたのはごく最近のことだということはご存じでしたか?
生物的な=biological」と「多様性=diversity」を組み合させて作られています。

人ができる、人類を含めた地球上の生物が保全に暮らせる生活にするにはどうしたらよいのでしょうか。
これを読んでくださっているあなたも少しだけ考えてみてください。


答えは、

1. 食べ残しなど、食品廃棄物を減らす
2. 地球温暖化防止
3. 環境に配慮した製品を選択する
4. 地域で採れた旬のものを選ぶ
5. 自然とのふれあいを身近する

と、言われています。

ここで、ある日本の有名企業の生物多様性保全の取り組みをご紹介します。
こちらの企業は事業所周辺の美化・緑化や地域の動物保護、排出ガスのクリーン化はもちろん、製品の開発設計段階で環境査定、調査を行い自然環境に与える影響を考慮したり、仕入れ先や供給元に「グリーン調達ガイドライン」を提示し、生物多様性への配慮を求めたり、汚水処理など水環境の問題解決方法を提供し動植物の生息・生育環境の改善に貢献したりとあらゆる方面から生物多様性保全へアプローチしています。

  

個人がここまでたくさんのことを一度に行うことは難しいかもしれませんが、私たちも身近に出来ることはたくさんあるはずです。一人ひとりが自分に出来ることから考え、行動すればこれから先も地球上の生物が互いにつながり合いながら生きていくことは可能でしょう。

 

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