3.5 自分自身と、自分の未来のために

目標 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する

出典:外務省訳

薬物乱用について

私たちの生活において、薬物というものは身近なものであるといえます。怪我をした時や風邪を引いた時等、様々な場面で使用していると思います。


しかし、薬物によっては、正しい用途で使用しない者も少なからず存在しています。この様な社会のルールから外れた方法や目的で薬物を使う場合を薬物乱用と言われています。

日本では薬物乱用が少ないと言われていますが、近年行われた「薬物使用に関する全国住民調査」では、これまでに薬物乱用を経験した人が少なくとも約200万人以上いることが分かっています。


薬物乱用に用いられる物は代表的な物として覚醒剤、大麻、コカイン、ヘロイン、MDMA、LSD、向精神薬、シンナー等があります。身近なものではアルコールも含まれます。
これらの薬物は中枢神経系に作用し、快感を得られますが、生きることに最も大切な脳を侵してしまいます。
脳が侵されていくと、精神障害等を発症し、薬物による効果を強く求めるようになる依存症を引き起こす原因です。

薬物乱用を防止・治療を強化することによって、あなただけでなく、あなたの周りの人も守ることができます。

なぜなら、薬物によって引き起こされる幻覚や妄想で周りの人に暴力を振るっしまったり、重大事件や大きな事故を起こしてしまうこともあります。
結果として、自分だけでなく、大切な人の人生をも壊すことになってしまいます。

ではどうすれば薬物から身を守れるのでしょうか。以下の点を守ると効果があるかと思います。

・断る勇気
・薬物に対する正しい知識をつける
・自分が大切に思っている人を考える
・自分がこれからやりたいことや夢を考える

これらを考えるだけでも薬物からの誘惑を断ち切れるのではないでしょうか。

そして私達が暮らす日本だけに限らず、世界中で厳しい規制があります。世界的にみても薬物の問題は重要な課題であると言えます。
特にアジア地域周辺では非常に厳しい刑罰が多く、最悪の場合死刑になってしまう場合もあります。
しかし、薬物を厳しく取り締まることは、社会の秩序と治安を守るためでもあり、安心した生活を送るために必要です。

薬物乱用の防止として大切なことは、自分を守り、自分の未来を守る思いが強ければ負けません。

これから先、誰かから薬物の誘いがあるかもしれません。その際、自分自身や自分の大切な人を守るためにも、薬物乱用の誘惑に対して、はっきりと断る勇気と強い態度で臨みましょう。

 

【この記事に関連する目標はこちら】

  • 食事中の子供たちの画像
    2.1 小さな意識から大きな食料支援へ