5.4 家事労働にかかる負担を正しく認識できていますか。

目標 公共のサービス、インフラ及び社会保障政策の提供、並びに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。

出典:外務省訳

皆さんは1日に家事労働にどの程度時間をかけているか把握されていますか。

  

総務省の発表によれば、結婚されている世帯の家事労働時間はおおよそ男女の合計でおおよそ4時間とされております。
そして、この家事労働時間のうち8割、おおよそ3時間を女性が担っているそうです。

  

さて、ここで専業主婦の方がこの労働時間を担っているではないかと考えられた方も多いかもしれません。
しかしながら、1995年以降専業主婦世帯は減少し、現在では7割ほどが共働き世帯なのです。
つまり、共働きで夫婦で収入を得ながら、家事労働時間を女性がより多く負担している状況なのです。

  

このように、1日に4時間も夫婦間の家事労働時間に費やされていることや、その負担に極端な偏りがあることを、ご存じでしたでしょうか。
この家事労働に費やされる、1日に4時間という時間は、よりよい夫婦生活の障害となっているかと思います。

  

そこで、1日に家事労働にどの程度時間をかけているのかを把握してみましょう。
そうすれば、便利な家電製品による簡略化や省略可のヒントとなり、今まで以上に夫婦間での大切な時間を確保することができます。

  

皆さんの、よりよい生活の一歩となる重要な確認作業だと思います。

 

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