5.3 FGMについて

目標 未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚及び女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。

出典:外務省訳

世界の女性が受けている痛ましい、卑劣な行為とはどのような事が行われているかご存知でしょうか?
正解は「女性性器切除」又は「FGM」といわれる卑劣な行為です。

  

この記事は「女性性器切除(FGM)」をテーマとしております。
これ以降のは「女性性器切除」を「FGM」と呼びます。

  

FGMは、特にアフリカや中東、アジア一部の国々で行われており、女性の性器の一部を切除してしまう習慣だそうで、家族はその害を知っていても自分の娘にFGMを受けさせることが少なくないそうです。
スーダンの社会では、FGMを受けさせる背景が、女性が性的な快感を得られない様にしたり、性行為を出来ないようにしたりする事で、結婚前の女性の純潔を維持する事が目的としています。
FGMは、健康上のメリットは全くありません。死者も出ていて命が奪われることが有ってはならないし、何歳になっても恐怖心は消えないそうです。
FGMを受けるのはデメリットが100%なのでは?と思うのは私だけなのでしょうか?

  

今回の記事を作るに至っては、FGMについていろいろ調べる、世界の約30カ国の女性がFGMを受けていることに衝撃を覚えました。
麻酔もなく行われるわけですからね。
少しでも知る切っ掛けになればと思っています。

  

因みに、FGMを数値で見ると以下のような実態になります。
これだけ苦しむ女性が大多数いるという事がお分かりになると思います。

  

  • 切除が行われている国の数は世界の約30か国
  • 切除されている女の子の数はこれまで約2億人以上
  • 15歳未満の女の子の数は約4,400万人
  • 手を打たなければ2030年までに切除を受けることになる15歳~19愛の女の子は、約1億5,000万人以上

  

世界の約30か国の女性が早ければ7歳ぐらいの時からFGMを受けさせられ、大人になっても苦しみ、悩み続けて居る事を知って頂けたのではないでしょうか。

  

悪い事だけではないようですが、国連やNGOの協力もありFGM経験者が辛い体験を語って根絶を訴える活動が積極的に行われております。
また、女性だけでなく、地域で発言力の有る男性指導者を巻き込んだ取り組みや学校を通じて少年たちに意識を高めてもらう活動も行われているそうです。
一刻も早くFGMがこの世から根絶することを強く願いたいと感じています。

 

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