目標 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる
出典:外務省訳

皆さんは、スマホやPCの充電を1日に何度行っていますか?
皆さんは、スマホやPCの充電を1日に何度行っていますか?
私のスマホはバッテリーが古いので毎日3回は充電しています。
日本では毎日沢山の電力を消費しており、特定の発電方法のみに頼っていると、震災などの問題が起きた際に安定供給ができない可能性があります。
そこで安定供給を図るため、「エネルギーミックス」という考え方が重要となってきます。
ではエネルギーミックスとはどのような物でしょうか。
それは再生可能エネルギーや火力、水力、原子力などの多種多様なエネルギー源や発電方法を組み合わせて電源構成を最適化する考えです。
この再生可能エネルギーは太陽光や風力、地熱などの、エネルギー源として永続的に利用することができるもののことです。
このエネルギーミックスを行うことで、皆に安定した電力供給を維持する事ができ、二酸化炭素や窒素酸化物などの温室効果ガスの排出も抑制できます。
日本では現在、火力発電が主流となっており、日本の電力の約80%を占めています。
しかし、火力発電では燃料に天然ガス、石油、石炭を使用しているので温室効果ガス排出量が多く、地球温暖化の原因となっています。そして震災以降、原子力発電を停止し、火力発電を増やしたことにより、温室効果ガス排出量は増加しています。
さらに発電に使用する燃料は、国内での資源調達が難しく、そのほとんどを海外から輸入しています。つまり燃料が確保できずに枯渇してしまうと、発電できなくなる可能性があります。
これらを解決するためにもエネルギーミックスを実現する必要があります。では政府としてどのように取り組むのでしょうか。
政府としてのエネルギーミックス実現に向けての取り組み方針には、以下のようなものがあります。
・再生可能エネルギーの積極的導入
・原子力発電は安全性を最優先に再稼働を進める
・火力発電での温室効果ガス排出量削減
・天然の利用拡大促進
・省エネ施策
これらの方針をもとに、政府としても再生可能エネルギー普及に力を入れています。そして火力発電などの従来の発電方法が抱えている問題に向き合い、解決していく考えです。
しかし、いくら政府が力を入れていても、私たちが普段使っている電力の量を減らさなければ成功するものも成功しなくなってしまいます。
私たちも普段から電気の無駄遣いを止めるなどを心がけて、身近なところから取り組んでより良い世界を作っていましょう。
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