8.6 不登校になる原因は?

 

 不登校になる理由は人それぞれです。しかし、不登校を解決するためには、その理由をちゃんと把握することが大切なポイントです。

 不登校数が過去最多を更新


つまり、学校に通わない子供たちが増えているということです。

 

 不登校になった子供たちは将来の就労に関わります

 文科省は2018年10月25日「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の速報値を発表しました。


 不登校児童生徒の内訳をみると、小学生は3万5032人で過去最多を更新しました。中学生は10万8999人で過去2番目に多い数字となり、前年度と比べると小中学校で1万348人増加しました。

 なぜこれだけの生徒が不登校不登校になるのでしょうか。実は不登校になる原因は学校よりも家庭の割合の方が高いです。文部科学省による不登校の理由と原因についての調査で、学校に係る状況よりも家庭に係る状況の割合が高いという結果が出ています。

 

 不登校になる原因のうち、最も多いのが「いじめを除く友人関係を巡る問題」といわれています。一方、不登校になる原因として注目されている「いじめ」は小学生で0.8%、中学生で0.6%と全体的にも低めとなっています。

 

 家庭内の事情が子供に大きな影響を与えます。


 子どもにとって家庭は、安心できる居場所となっています。これが崩れてしまったら、子供に大きなストレスを与えます。例えば、両親が別居や離婚は、子どもにとって大きなショックであり、ストレスの増加になります。それで、複数の絡み合って子どもにストレスを与え、学校に行きたくなるケースが多いです。

 

 不登校になった子供たちは将来の就労にかかわるので、解決方法について考えて見ましょう。

 

 学校の対応方法


 まず、学校側が出来ることは学業不振にならないように「わかる授業」を行いや、存在感を得られる「居場所づくり」などです。精神的に学生をサポートするために、スクールカウンセラー、教育支援センターなどの連携を行っていく必要があると思います。

 保護者の対応方法


 不登校になった際に、親は冷静に子供の話を聞くことが重要です。
そして解決するための第一歩は、不登校となった原因をこどもから聞くことです。 
子どもから聞き出した情報は学校やカウンセラーに伝えることで、不登校に対する対応方法をアドバイスしてくれます。

不登校への対応は学校と家庭が連携する事が大切です。

 

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