14.3 私たちの快適が海の生き物には脅威に

 みなさんは、「海洋酸性化」という言葉は知っていますか?


 「海洋酸性化」とは…大気中においていぜんよりも濃度が上昇した二酸化炭素が、多く海洋へと溶け込んだことによって引き起こされる、海水のpH低下のことです。
なぜこのようなことが多く発生しているか、それは私た人があらゆる場面で二酸化炭素を発生させすぎているからです。 


 そもそもなぜこんなにも二酸化炭素が増え続けているのか…


 それは、化石燃料を燃やしてエネルギーを作り続けているからです。

 普段の日常生活において二酸化炭素が発生している要因としては車の排気です。
私たちの普段何気ない生活が海の生き物たちに悪影響を及ぼしているのです。現在の状況がこのまま続き「海洋酸性化」が進行していくと海の生き物だけでなく、私たちにも影響が及ぼされます。
 

 その影響とは、食卓に魚料理が並ばなくなるかもしれないことです。
先の未来にはなりますが、このまま「海洋酸性化」が進行していくと、海の中に生き物がいなくなる可能性があると報告されているそうです。

 この「海洋酸性化」の進行を最小限化する方法はたくさんありますが、私たちが身近にできる方法は、普段生活している中で、二酸化炭素の排出を減らしていくことです。具体的には、二酸化炭素の排気が少ない、電気自動車や水素で走る車を普及させることや、冷房などの省エネ運動、節電運動も心がけることです。

 私たち一人当たりが一日に排出している二酸化炭素の量は計算するとおよそ26キロになるそうです。一人一人が二酸化炭素をだす量をできる限り減らすように生活すると、例えば先ほどの一日26キロの中から6キロ分減らすようにすると一年でおよそ2トンもの二酸化炭素量を減らせることができるんです!

 近年、サンマの漁獲量が減っているとニュースで見ました。正直そのニュースを見たとき「なるほどな」という気持ちになりましたが、この記事を書くにあたって「海洋酸性化」のことを調べていくうちにやばいことだと改めて実感しました。

 そこで、工場の排気量を0とはいえないので普段の日常生活において排気量を減らせることを実現していきましょう。


 まず、節電を心がけることです。ちょっとでも電気の無駄遣いを減らすと、その分発電所の発電もいままで以上に発電しなくていいので、二酸化炭素を排気する量も減りますしなにより地球温暖化の抑制にもつながります。


 次に、車出勤退勤をやめてバスや電車といった公共交通機関を利用する事。
一人でも公共交通機関で出勤退勤することで、すこしでも二酸化炭素の発生源を抑えられるからです。少しずつでもいいので二酸化炭素の排気量を減らしていくとちりも積もれば山となるように、ものすごい量の二酸化炭素を減らせれます。

 

 その少しでも減らせる手段として先ほども述べた電気自動車や水素で走る車を普及したり、少しでもいいので省エネ、節電をおこなうことで二酸化炭素の量を大幅に減らすことができるのです。

 日常生活においてなにげない事から発生してしまっている二酸化炭素を少しでも、減らしていく運動を日ごろから行っていくように心がけていきましょう。

 

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